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June 22, 2007

第6回全日本サーフィン選手権⑦

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  - 座談会 -

司会 サーフィンを始めた動機は?
A   自然を愛したから。
B   海のそばに住んでいたからね。結局波というものは固定されたいないし。
D   僕は小学校2年頃から板きれで波のりを、最初はくずれた波からやっていて、その頃から好きで好きでね。    ボディーサーフィンをやったり、フロートでやったり、そのうち本でハワイにサ
    -フィンというものがあること知って、国会図書館などへ顔をのぞかせたりして。まだ板が日本になかった     ので、自分で作ってやったりしたんです。
司会 ボードがないんでずいぶん苦労したわけでしょ。
B   僕なんか、ベニヤで2枚も作りましたよね。
D   最初はもうみなベニヤにバルサとか、発泡スチロールにエポキシ加工とかね。
B   ウレタンがまだなかったですよね。
A   発泡スチロールなどは、色を染めると溶けてしまったりして。
司会 サーフィンの魅力をひとことでいえばなんでしょう。
C   自然との・・・・・・。
B   無形のものへの挑戦。
A   挑戦というよりは交わりだろうね。
司会 自然との対話、挑戦どちらでしょう。
B   ぼくは挑戦だと思うのですよ。相手がこちらへ来るから自分は受身になり、向かっていく。
E   挑戦した結果により自然を克服したもの・・・・・・。
A   でもね、100%のライディングというものは不可能でしょ。
全員 だからおもしろい。
B   交わったら、それはそれであくまでも交わりだと思うのですよ。
A   でもきれいに見せるとしたら、やはり交わらなければならない。
司会 サーフィンというものは、見せるものなのか、それともやるものなのか?
全員 やるものだね。
B   見ていて、気持ちがいいというのもわかるけれど、入ったらそれも関係ないものね。
A   でも今の一部のサーファーは、もう見せるという気持ちが先に立ってしまって、何というのかなぁ・・・・・。
司会 ただ、そういう人たちは、日本のサーフィン人口5万人の一部だと思うのです。
B   みんな海に来て、サーファーの特徴というのは、女なんかに目もくれないで海につかりっぱなしなどという     のが多いのですよね。
C   結局、ぼくなんか子供をつれていっても、放っておいて、一人で海に入っているからね。
D   ちょっとね、麻薬的なところがあるんだな。これがサーフィンの長所でもあり短所でもあるんだな。若い人た    ちの間で、ちょっと学校をやめてしまうなどどいう問題がでてくる。
C   だから考えてみれば酷なスポーツですね。
D   それが又魅力。
B   ワイルドでワイルドで、これだけ身体をつかうスポーツはもうないんじゃない。これほど自分一人で自然と向    きあわなければならないスポーツというのは考えられない。
C   ロッククライミングにしても、道具がなければだめ。波のりというのは、板きれ一枚でいいわけ。
B   ひどく単純なんだよ。
F   しかしライディングをきれいにするというのはかえってむずかしい。
B   他に何も持たない身体一つだからごまかせない。
C   原始的なのよ。この原始の世界は不可解。
B   ちょっとオーバーかもしれないが、四次元の世界という感じがする。雪スキーの場合は、地面は動かない     が、サーフィンの場合は、地面が動いてしまう。あれ、あるんじゃないかなあ、異次元を感じる時が・・・・。

   海の恐しさ

司会 波についてですが、よく問い合わせでハワイの、まあ、映画やテレビの見すぎかもしれないけど、日本は波    がだめなのではないかなどといって来る人があるが?
B   そうもう少し日本の波についてPRしなくてはいけない。
A   いや、まだ日本の一般の人たちが単純に波というとシブキのことをいっている。
B   あと岸でくずれるスープのこと。
D   たしかに、日本でサーフィンが出来るんですかという問い合わせは多いですね。
司会 そういう海の恐ろしさというものについてどうですか、外国の波と日本の波のちがいとか、波はやっぱり大き    さより質だということについて。
C   外国だってしょっちゅう波があるわけではないしね、日本でも、ものすごい波がある時もあるし、それを一般    の人は、ハワイに行けばいつでもあんな波があると誤解している。やってみたいなんて。サンセットやワイメ    アなどというところで、バカでもチョンでもやっているように思っているが、とんでもないことだよ。あんな大き    な波でやっているのは、サーファーというよりアドベンチャーですよね。他の連中はみんなオカでながめてい    る。
B   たしかに、ハワイというとデカイ波、そのイメージが強すぎるみたい。
司会 それでは、それがどのように日本に影響しているか、例えば、名古屋地区で今問題になっている、サーフシ    ョップで、ボードを買って、そのまま海に行き、ボードを流してしまい、気を失って岸にうちあげられたというよ    うな事件をどのように考えるか。
B   名古屋などではその時点の前に買っておきながら家に飾っておいて乗らないなどというのが多いらしい。だ    から半分名古屋で板が売れても、サーファーが出てこない。
D   東京だって車にのせて青山あたりを流して歩くなどというのが多い。先ず、海に行って気をつけなくてはい     けないのが、潮の流れとか、風とか、地形など最低限の知識をもたないで海へ入ることですよね。
B   それより、ボードというものに安心しずぎているのね。一番いけないのは、あれは浮くものなのだというこ     と。あれにつかまっていれば、大丈夫だという感じがスゴク多いのね。だから女の子でも板にのっていて、    落ちたら板がないなどということがある。
A   日本人というのは探究心というのがないから。自分で調べようという気持ちがない以上、言ってあげなくて    は分からないわけ。つまりなんらかの方法で言わなくてはならない。これからの連盟の仕事だと思う。
F   初心者としては、やはりそこの地元の人なぞに聞いても良いのではないか。
B   だから板を売るのは良いけれども、これからメーカーが増えてきたら、のせるところまでの責任をとれるよう    なパンフレットか、そこまでやらないと、これ以上そういう事があったら、収拾がつかなくなってしまうと思う。
司会 売る立場の良心としてやらなければならないことが一杯あるとおもう。
C   ただし、貸ボード屋さんもこれから貸す以上は、自分のところで監視体制というものを作らなければいけな     いと思う。名古屋でボードを貸しているのがオバさんだったりする。
司会 やはり、サーフィンに関しては、日本サーフィン連盟や、その会員が一番関係あるのだからそのような問題    には、告発といってはオーバーかもしれないが、何らかの問題意識をサーファー全体がもたなければだめ    なのではないだろうか。

   サーファーのマナー

司会 だいたい海の恐ろしさというものは分かったと思うのですが、マナーですね、マナーというのは色々あると思    うのですが、この辺についてちょっと、現実に起こっていることから。
B   メチャクチャにのってきてしまうね。
C   のれないコも、板を買って、すぐ海へもっていったりすると、サーフィンのマナーなんか知らないでしょ。そう     いうのは、ある程度のマナーについて、メーカーがやるべきだね。
司会 原点でそういうことをやる以外には無理だと思う。
C   これからサーファーはもっともっと増える。ボードメーカーが作っている数を昔と比べても分かる。
D   そこに連盟の会員はやはり、そういう人たちの中に入り込んでゆくという、良い方法というものを考えてゆか    なければいけないと思う。
A   NSAのワッペンを付けている人に聞いて下さいとか。
司会 NSAに加盟している人たちには、やはりいろんな利権もあるかもしれないけれど、それ相当の義務というも    のがあると思う。

   サーフィン界の近頃の動き

司会 最後に、最近のサーフボードの動きについて、ロングボードから短くなったりね。ツインフィンがあったり、い    ろいろあると思うんです。そういう動きだとか、一般の消費者というかビギナーには、何がなんだかさっぱり    分からないと思うんです。
B   板が短くなりすぎてしまって、初心者用板とうまい人の板とを分けなければいけなくなっていると思う。
C   これだけはもう級で分けなければだめね。
D   初心者がやる場合は、やはり最低でも2m20~30cm なければ絶対のれない。
C   ただ、うちの方で、そういう風にすすめてもね。海へもって行くと、格好悪いとか、実際にそういう話の方が     多いですよ。うちがこれをすすめても、逆に売るほうから恨まれてしまうわけ。結局ね、ぼくらも一年間のパ    ターンをきめて売れば一番楽なんだけども、商売として売れなくなってしまう。海でサーファーと話している     時間の方が長いでしょ。ああいう板が良いんだ、こういう板が良いんだなどということを吹込まれると、今度    こういう板が欲しいなどと注文してくる。そのときはこちらが、そんな板はまだ無理だからもう少し待てといっ    ても、駄目ですものね。それにね、サーファーマガジンとかね、いわゆるそういう流行にとらわれやすいの     よ。結局作っている本人にしても。
司会 でもメーカー側としては、ボードの種類をどんどん出すのが当然かもしれないが。
C   ただ初心者用の板はね、ある程度制限した方が良いが。
司会 制限というよりPRだね。PR以外にないと思うね。
D   小さい板では初めての人には無理だってね。
G   ただ、今初心者の人たちはツインフィンをすごく好む傾向にあると思うんです。初心者ほどね。
B   どうしてツインフィンを欲しがるのかなあ。日本では絶対良いとは思われないが。まだ日本には少ないから    戦国時代みたいに、ちょっとやればうまくなるような感じがあるみたい。
C   初心者にしてみればうまいサーファーを見てしまうと、短い板を欲しがるんですよ。しょうがないね。
A   ただ、それはとめられないと思うよ。
B   もちろんとめられないと思う。ただ表示しておいてやればいいことで、それ以上すすめることはない、できた    ら、  (以下本文一部欠如)
    り初心者には無理だということを知らせるのは義務だと思う。メーカーとして、サーフィン連盟として。
D   ツインフィンはどうかね。
B   だって日本の波はスティープしていないので、フィンが40cm位の巾だってフィンが横へすべっても、両方     とも、二つフィンがついていることは、内側に向かってついている抵抗じゃない。抵抗が普通より多いという    ことじゃない。ところが傾斜のはげしい波だったら片方だからスピードがもっと出るわけ。つまりテールが細    いのと同じでしょ。フィンを中心に、コントロールするんだから板って。そうしたらスピードは出るんだが、日本    でそういう波でけるなんてほんの瞬間だぜ。
C   だからね、結局スティープしてさ。本当に早い波で乗る場合ね。ツインフィンでもダブルですよ。テールが片    方だけ食込んだ時でも、他方がピンテールになっているからのり込んでいるわけです。そういう板だったら     非常に有効だと思うけど、日本の波でねえ。例えばこういうスクェアーのテールでは、さほど騒がれるほど    の効果というのは出ないと思う。
    (以下本文一部欠如)
C   そこには個人的な好みがあるから一概には言えないかもしれないが・・・・・・。
E   むこうの場合には、それなりの発達の意味があったかもしれないが、日本の場合はただのサル真似・・・・    。形だけのもののような気がする。
D   形だけ追う傾向があるね。
C   ただ、形状としては、メーカーが流行を作り出してゆくと、そのコピーを作らなければならない。
B   それだけ研究する時間が間にあわないということ。そういう人が少ないということ。メーカーに。テストライダ    ーなんていってるけど、テストしてる人なんて居ないんじゃない。
D   ボードメーカーに踊らされて、ツインフィンを買ってしまうのか。

  
   司会 大山節夫 
       坂田 道
       長島 徹
       井坂啓美
       阿出川輝雄
       川名孝夫
       岡野孝親
       清水保清


(以上パンフレット13ページ~17ページ、すべて原文のまま一部欠如)

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