第6回全日本サーフィン選手権⑥
-サーフインの見どころ-
サ―フィンには、このスポーツ独自の技術が多いため、―般の人達が見る場合、みんな同じ様に見えてしまい、どこが違うのか判らないと思います。サ―フィン大会では、どんな点に注意して、審判員は採点するのか、わかり易く説明してみよう。まずサ―フィンの見どころをひとことて言えぱ「波の最も危険な位置を、出し得る最高のスピードで滑りながら、波の変化に応じてその瞬間に最ち適した技術を駆使し、サーフポ―ドをコントロ―ルして波を乗りこなす。そして、その動作が美しく、ダイナミッタでスピ―卜感にあふれている事です。」この事をもう少し、具体的に説明すると、まず第―に波に乗っている位置が問題になります。これは、波の種類によっても異なりますが、波のくずれかかって、おおいかぶさって来る様な状態を、カール、又波のくずれているのがフックのところで中空になっている状態をチユーブとかパイプとか呼び、このフックの下や、パイプの中で波に乗り続ける事は、非常にむずかしく、また危険であり、サ―ファ―にとっても、見物する人にとってもスリルがあります。次にあげられるのが"スピード"でしょう。サーフポ―ドのスピードをつげる為の技術として昔はボードの先端 (ノ―ズと云う)に乗るとスピードが出てコントロ―ルしましたがボードが短かくなった現在、軽く前ヘステツプしやや重心を前に移してスピードを出します。これを昔のロングボードの時代にはノ―ズライデイングといい、ノ―ズの部分に長時間乗る事は、非常に難かしく、かなり高い点がつけられましたが、現在では、そのかわりとして難かしい個所でスピードをつけながらのトリミングやスネーキンウと云った技術が生かされています。ターンもサ―フィンを見る場合、見逃がせないものの―つです。波に乗る事をテイクオフと云いますがこれは波に対して、直角に行われますのでまず、下まで降りターンをします、これをボトムターンと云います。この次にフックに戻るには、ボードの方向を変えねばならないわけでこれをカツト、バツクと云います,タ―ンには、足を動かさないで体重の移動だけて行うものや、足を動かして行うものなど、さまざま技術がありますが、いずれにしても、それぞれの波に適したターンというものがあるわけです,またポ―ドの淵でターンをするレールターンもあります。この場合スケヅグが水面から出てしまう場合もあり見物する人にとってはかなりダイナミックに映り目を奪われるに違いありません。この他にスキーで云えば、丁度、ウエーデルンの様なテクニツク、波のトップとボトムを上下するアツブスンダウン(Ups & Down)、ローラーコ―スタ―、サイドスリップ、Sターンなどがあり、全体のライディングの流れの中に、これ等のテクニックが人るわけです。この他にも、多くのサ―フィン独特の技術や演技がありますが、海へ行ったら、"アレハ、ナァニ?"と、あなたのそばに居るサ―ファ―に聞いてみなさい。きっと親切に教えてくれると思います。日本のサ―ファ―は、みんな紳士で、開放的な人たちばかりですから………。
(パンフレット9ページからすべて原文のまま)


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