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February 06, 2005

サーファーの津波体験記

大地震と津波の2日前、12月24日にスリランカについた僕は、
ヒッカドウァ近くにステイしていました。メインシーズンに入って
いるこのエリアは、毎日ソコソコの波が続き連日サーフィンが
楽しめていました。そしてあの12月26日僕は朝8時頃から
ヒッカドウァのメインポイントでサーフしていました。
その時、他には日本人サーファー3人とロコをあわせて15人
くらいのサーファーが、一緒のポイントに入っていました。
異変に気がついたのは10時10分頃だったと思います。
パタッと全く波が来なくなり不思議なことに5-6分間もフラット
状態が続きました。そして何故か波が無いのにバックウォッシュ
が入り出したのです。。「何か様子がおかしい!?」と思い岸に目をやると
ビーチの水位が異常に上がっていることに気が付きました。
そしてその後、沖を見ていると、ゆっくりとウネリが入り始めました。
まず小さ目のウネリが2本入ってきてから間もなくして、それまで
見たこともないような不思議なカレントが発生。
その後明らかに今までとは違う大きなウネリが3本目として入って
来ました。通常のウネリならウネリが自分を持ち上げて自分の下を
通過すれば、その後直ぐに再び元の高さに戻る(下がる)はずですが、
このウネリに持ち上げられた時は、そのまま海面が高いままとなって、
元の高さに戻る(下がる)ことが無かったのです。
そして、そのウネリはいつものラインナップとビーチとの中間あたりで
爆発ともいえるブレイクを見せました。それは生まれて初めて見る
物凄いブレイクでした。その時このウネリが津波である事をまだ知らない
一緒にラインナップにいたサーファー達からは、もの凄いブレイクに対して
一斉に歓声が上がった程です。しかし、ブレイクした波はその後も勢いを
止めずポイントの正面にあるゲストハウスを丸呑みして、さらに奥へ奥へ
(内陸へ)と進んで行ったのです。
その光景を目の当たりにし、ようやく僕を含めた海の中のサーファーたち
は非常事態であることに気付きました。その後、気が付くと、自分を含めた
サーファーたちは岸に向かって右方向へ約500mも流されていました。
そして更にウネリが5-6本続いた後、今度は陸地にあったありとあらゆる
ものを引き込みながら潮(海水)が沖へと引き始めたのです。
その中に人間が巻き込まれて行くのを見たローカルのマンボーは、
サーフボードを片手に海に飛び込み、200m以上パドルして沖に流された
人の救助に向かったそうです。無事に救出されたのはドイツ人のツーリストでした。
津波が去ってからは、マンボーが中心となり、近くにいたツーリストたちを
安全な場所にあるロコの家へと避難させました。
僕も今回のスリランカには、消毒や傷薬を多く持参して行ってので津波の
後もしばらく現地に留まり、怪我人の治療を毎日行いました。医者はもちろん
薬も不足していたため、それだけでもチョットした医者代わりのような働きが
出来たかな?と思います。津波の襲来から3日後の29日に、サーファーたち
がビーチ周辺の片付けを始めました。翌日には村人みんながビーチの片付け
と道路掃除を始めました。それはとてつもない作業でしたが、みんなで行った
かいがあり、新年1月1日には、なんとか一段落させることが出来ました。

「トモ」さんの体験記 BCよりコピー

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Comments

今日竹本プロから聞いた話ですが、三河のレディースロングボーダーがスマトラ沖津波を体験していたそうです、運良く無事だったそうですが、やはりサーファーの行動範囲は広いんですよね。

Posted by: balihigh | February 08, 2005 06:20 PM

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